君が望む永遠 〜Next Season〜 第4話 ★★☆☆☆

(C)2007 âge/君が望む永遠製作委員会




「私ね、鳴海さんが好きだよ。お姉ちゃんと一緒に居る鳴海さんが好き。本当のお兄ちゃんみたいだから、お姉ちゃんとお兄ちゃん
 には笑顔で居てほしい。私にはそれがすっごく自然なんだ。」茜の告白。茜の秘めた想いは、妹キャラ屈指の神台詞を残す結末へ。
涼宮茜朝倉音夢とともに妹ブームを築いた先駆者!!
物語はつまらなかったけど、茜は最高に輝いていたよ!!
5年越しの君望アニメ完結編はどうみても茜の良い女ぶりと姉妹愛の深さを見せる物語で、姉妹とママン以外は空気です。本当に(ry
君望の好敵手とも言えるダ・カーポ、その最新作の「D.C.if」に負けた気がするなぁ。あっちは美春の活躍でそれなりに楽しめたものの、
こっちは茜関連しか良かったところが無いもん。肝心の遙が感情移入出来ないから困ります。良くない言い方だが、勝手に悩み出して
勝手に別れて妹と喧嘩したかと思えば都合良く丸めこんだ印象でね。前回の感想にも書いたけど、茜から謝る必要は無かったんです。



そんなわけで本編を振り返ってみます。いきなり茜の留学話?あれ?確か前回は姉妹喧嘩の修羅場で遙が倒れて終わったような?
あぁ・・・回想シーンかこれ。お姉ちゃんの事が大好きな茜が凄く良い感じ。ブラコン妹も良いけど、シスコン妹もすっごく萌えるよね!!
回想シーンが終わると舞台は再び修羅場展開へ。遙は少しくらっと貧血を起こしただけで大丈夫なようです。まったく、人騒がせな・・・
「お姉ちゃんはいつもズルいっ!!」茜の言う通り。いくら貧血だろうと自分が始めた問い詰めで大好きなお姉ちゃんが倒れちゃったら
茜は責任を感じずにいられません。そんな茜に喧嘩の続きしようだなんて。遙は自分が大丈夫って強調したかったんだと思いますが、
無神経過ぎてどうも。ショックのあまり、家を飛び出してしまった茜。路頭を彷徨う茜に孝之・・・じゃなくて香月先生が手を差し伸べます。



香月先生によるGTOタイム開始。夢を叶える為には色んなモノを犠牲にしてしまう。(水月と違って)茜は夢を貫き通してきたからこそ、
アメリカ留学が決まった今があると先生は語り始め「何かを得る為には何かを犠牲にしなければならない。」等価交換の法則ですね(ry
秘めた想いを抱えるも、自分の夢に向かって水泳に打ち込めた茜は強い娘です。身近な人ほど犠牲になりやすい。孝之の優しさは罪
であると香月先生はさらに語り続けます。いや、罪とまでは言ってないけどさ。「お姉ちゃんごめんなさい。私、何も分かってなかった。」
自分のした行動に涙する茜。大好きなお姉ちゃんに切れたのはアレだけど、どっちかといえば遙の方が責任あるのに。と言いたいです。
夫婦(彼氏彼女)付き合いの大切さを遙に教えるママン。ぶっちゃけ、2人の会話はどうでも(ry そのおかげで孝之の見せ場があまり
無かったり、水月の出番が全くありません。結局第1話が孝之、第2話が水月、第3話が茜、第4話が姉妹とママンがメインだったという
感じでしょうか。ママンの会話が終わった頃に香月先生に連れられて茜が帰還。流した涙に忠実のまま、茜は喧嘩の事を遙に謝ります。



遙:「おかえり茜。」 茜:「ごめんなさい。」 遙:「心配してたんだよ。」←何だか一方的に茜が悪いように見えるから困る。
茜:「私ね、鳴海さんが好きだよ。お姉ちゃんと一緒に居る鳴海さんが好き。本当のお兄ちゃんみたいだから、お姉ちゃんと
   お兄ちゃんには笑顔で居てほしい。私にはそれがすっごく自然なんだ。」
←茜の告白で妹キャラ屈指の神台詞が!!

茜:「全部が全部、3年前と同じじゃないけど、それでもあの頃みたいに2人が笑っているのを見ていたいの。駄目かな?」
茜:「お願いだよ、お姉ちゃん。私もうすぐアメリカへ行っちゃうんだからね。帰ってきた時、2人一緒じゃないと嫌だからね。」
茜と遙は姉妹愛を超えて、俺が望む真の百合姉妹へ!!
もうこのまま姉妹EDでいい。遙の反応は微妙なものの、妹を迎え入れる姿勢は評価出来るし、何よりも「お姉ちゃんの事が大好きで
且つ、お姉ちゃんの彼氏の事も(お兄ちゃんな意味で)大好きな妹」として最適な答えを出してテンプレートを作ったのが大きいです。
つまりこれからの妹キャラは茜のような答えを出せば良いんだ!!例えば乃木坂美夏ちゃんとかねw 乃木坂美夏ちゃんも言葉には
出しませんでしたが、第8話の反応はまさに涼宮茜と被るものがあります。お姉ちゃん付きの妹キャラはこういうのが理想的だよ!!



茜との約束を守る為、そして自分の想いを素直にぶつけられるようになる為、止まった自分の時間を動かすべく、遙は事故現場へ。
黒神ならここで事故(ry 遙からの電話で孝之もトラウマ現場に直行。トラウマを解消するにはトラウマになった場所から始めないと
何も進まない。約束の場所(トラウマ現場)で孝之と遙が再会した時、2人の愛の物語が再スタートします。5年越しの愛の結末・・・
鳴海孝之涼宮遙はラブラブだあああ!!(≧∇≦)
俺と涼宮茜も超ラブラブだあああ!!
駅前で抱き合ってキスしちゃって。まったく、このカップルは見せつけてくれるよ!!通りすがりの人達まで拍手してくれるじゃないかw
最後は海辺でキャッキャのエピローグ。見事なスイーツ(笑)だけど、鬱展開で話題を呼んだ君望の、孝之×遙EDとしてはこんなもん
ではないでしょうか。良かったね孝之!幸せになれよ遙!アメリカに留学した茜は帰ってきた時に俺が嫁に貰うからさ!!孝之と遙の
距離を置いて、お互いを高めようとする精神や葛藤など、OVAでよく描いてたのは印象に残るものの、水月ルートと比べると明らかに
インパクトの面で劣るのが残念だったところです。君望シリーズはこれで本当に大団円?もし次回作があるなら茜ルートを希望します。