今日のラムネ ★★★★★




ラムネが大変なことにー!!
「ラムネ」と言えば癒し系マッタリアニメで七海先生クオリティやひかりお姉さまに笑ったり、鈴夏ちゃんの百合っぷりに
萌える作品だったはずなのに、最終話は健次がバイク事故で1年間も意識不明で眠り続けるという君望チックな鬱展開で切ないお話。
意識不明の健次に話しかける七海ちゃんとか、健次の代わりにバイクの面倒を見るようになった美空とか、健次と七海の代わりに
畑を手入れをするようになった鈴夏ちゃんとか、どの娘も健気で切なくて見るたびに涙腺が緩んでしょうがなかったです。
前から思っていた事だけど、どこぞのアニメと違って痛さが全く無い。どのキャラも好感が持てる。
健次ですらギャルゲー系アニメの主人公としては珍しく終始かっこよく見えたくらいで。←君望の孝之と同じ声優なのにこの差は一体?
最終話ではそれが顕著に現れていたと思います。



うわーん・・・涙が止まらないよー!!(>_<)
笑わせるだけじゃなくて、感動的で泣かせる事も出来るなんて七海ちゃんは本当に凄い。
眠り続ける健次に何度も何度も話しかけるシーンは「あぁこれが本当のギャルゲー系のアニメなんだ・・・」と感激したものです。
七海先生クオリティを引き出しているのは言うまでもなく中の人(後藤邑子さん)の演技力。
SHUFFLE!」の芙蓉楓といい、「ラムネ」の近衛七海といい、感情の入れ方が上手い。見ているだけで引き込まれ、心に響き渡ります。


ひかりちゃんは最後まで笑わせてくれたね!!
健次がバイク事故に遭ってから秋が過ぎ冬が過ぎ季節が巡っていく中で、
大学生になったはずのひかりちゃんが中学生に間違えられたシーンは思わず爆笑。
こんな鬱展開でも変わらぬ自分を見せてくれる・・・息抜きを用意してくれるのはさすがです。


誰もが健次の事を引きずっていながらも明日への一歩を踏み出している描写は良い感じ。
特に佐倉さんが友達を作っていく過程は印象的です。
ただその中でたった1人だけあの夏の日のまま時間が止まった娘が居ます。
健次とともに留年までして鈴夏ちゃんと同級生になっちゃった娘が・・・。
時間が止まったままの七海ちゃんがまた切なくて泣ける!!



七海:「嘘だよ。なんてね・・・なんて嘘だよ。好きだよ愛してる。」
七海:「うっうう・・・」
七海:「風強いね。少し窓閉めるよ。」
健次:「いい音だな。」
七海:「え!?」
七海:「健ちゃん・・・」
健次:「お友達は気に入ってくれたか?」
健次:「泣くなよ七海・・・」
七海:「健ちゃーん・・・」
キタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!健ちゃん復活万歳!!
最高だ・・・最高だぜラムネ!!(≧∇≦)
健次がこのまま目覚めないはずがない。必ず奇跡は舞い降りると信じていたものの、約20分の焦らしプレイは半端じゃなかった・・・
これだけ焦らされ、切なくて鬱にさせられたからこそ、感動はひときわ大きいんです。
ギャルゲー(エロゲー)系の結末は結婚式EDがベストで王道だと思っていましたが、こういう感動的な奇跡EDも有りだと実感。
今まで描いてきた子供の頃の描写「100個の貸しと100個の借り」はこの瞬間最高の形で伏線を生かす事が出来たんじゃないかと思います。
誰にでも祝福されるベストカップルとは健次×七海のこと。
最初から七海EDが分かっていて、修羅場が無くて時にはつまらないと思ったけれど、
他のヒロインの淡い恋心を描き、女の子同士の友情など和やかムードを最後まで貫き通したのは立派。
鈴夏ちゃんと佐倉さんの再会も忘れずに描いてくれた最終話は大満足する内容だったし、面白かったです。
健次と七海ちゃんはオメガラブカップル!!(≧∇≦)
ラムネのようにいつまでも甘酸っぱい愛を育んでほしいと願いつつ、感想を締めたいと思います。