月は東に日は西に -Operation Sanctuary-(美琴編) ★★★★★




今年最後の大更新で取り上げるのはこのアニメ。
月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」の美琴編。
保奈美よりも美琴萌えの私がずっと楽しみにしていた話です。
マルバス云々はTV版の保奈美編で書いたことなので、ここでは保奈美編と美琴編の違いをメインに取り上げていこうと思います。


月は東に日は西に -Operation Sanctuary-(保奈美編)>
●第九話  「夏祭り」
●第十話  「もう一人の自分」 感想
●第十一話 「時空を越えて」 感想
●第十二話 「月は東に日は西に」 感想
※保奈美編第九話は取り上げて無いため省略。


月は東に日は西に -Operation Sanctuary-(美琴編)>
●第九’話  「ロンリネス」
●第十’話  「夢と現実」
●第十一’話 「記憶」
●第十二’話 「オペレーション・サンクチュアリ



●第九’話  「ロンリネス」
美琴:「私、本当は100年後の未来から来たの。」
美琴から聞かされた衝撃の事実。
直樹はその事実に動揺するも、自分より美琴が辛い目にあってることを知り、彼女を励まします。
また一人になってしまうと不安になる彼女を支えることが出来るのが直樹の良さでは無いでしょうか。
直樹:「じゃあ、これが夢じゃない証拠を残そう。蓮美祭さ。」
直樹:「そうすれば、俺やみんなと美琴がここに居たって証拠が・・・思い出がここに残るだろ。」
どっかのヘタレ主人公とは大違いです(^^;)


美琴:「大丈夫。絶対に目を覚ますよ!」
美琴:「私と約束したんだから。一緒に思い出を作ろうって。」
突然倒れてしまった直樹を心配しつつも、絶対に約束を守ると信じて待つ美琴。
美琴は健気で、そして可愛らしいです。
直樹が約束を守って来た事がよほど嬉しかったのか、愛のフラグは急上昇してる様子。
美琴:「直樹ッ!!」
「久住くん」から「直樹」と言い方が変わったところが特徴といえます。



●第十’話  「夢と現実」
ちひろちゃんキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
保奈美編では詳しく触れなかった青いフォステリアナのエピソードや祐介来襲のエピソードが語られる貴重な話です。
謎の襲撃者から温室を守ろうと共同戦線を張って待機する美琴、保奈美、ちひろの3人。
武器はシャベルにホウキにチリトリ・・・
最弱・・・いや、最強装備でしょうか(^^;)
いつ襲ってくるかも分からない襲撃者を前にビクビクしながら待ち構える美琴やちひろちゃんが可愛すぎます。



謎の襲撃者の正体はバーサーカー化した祐介。
義姉の美琴が必死に止めようとするも、突き飛ばしてしまうほど暴走しちゃってます。
祐介がこうなった原因は自ら被験体になる事を志願してマラバスの感染を受けたというのは保奈美編の方でも述べてますが、
どうやら病原菌が温室にある青いフォステリアナに危機感を感じ、それを破壊するように祐介を洗脳操作したらしいです。
祐介は洗脳状態に陥っていると言った方が正しい表現かもしれません。
温室を破壊されたくない。
青いフォステリアナはなんとしてでも守らなくちゃならない。
そんな気持ちから自分を奮い立たせ、チリトリで祐介に立ち向かおうとするちひろちゃん。
いくらなんでも無謀すぎます。
このままじゃちひろちゃんが犯されちゃう!!



●第十一’話 「記憶」
ちひろちゃん絶体絶命の危機を救ったのは直樹。
祐介が暴れていることを頭に流れてくる映像で知った直樹が全速力で温室に向かったんです。
直樹のおかげで何事もなく済んだちひろちゃんは恭子先生とともにワクチンの作成に取り掛かります。
そのワクチンの成分となるものは青いフォステリアナの花。


お互いのシンクロにより、倒れてしまった直樹と祐介を心配する美琴と保奈美。
保奈美:「でも、好きな人と離れ離れになるのは辛いよね。」
美琴:「え?」
保奈美:「直くんのこと、好きなんだよね。」
美琴:「ん、あ、あの、えっと・・・うん。」
保奈美:「良かった。」
美琴:「え?私、藤枝さんも直樹のこと・・・」
保奈美:「好きだよ。好きなんだけど、ダメだった。」
保奈美:「結局、好きだって言えなかった。」
保奈美:「だから天ヶ崎さんはちゃんと言ってほしいの。」
保奈美:「直くんに好きだって!」
美琴の勝利!!
TV版(保奈美編)では美琴が切なくて報われなかったですが、今度(美琴編)は報われそうです。
逆に保奈美が切ない役割になってます。


美琴:「藤枝さん・・・」
保奈美:「もう、保奈美でいいよ。だから私も美琴って呼んでいい?」
美琴:「うん、ありがとう・・・保奈美。」
百合キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
直樹を巡って女の修羅場になるかと思いきや、そうならずに百合になってしまうのが
このアニメの凄いところです(^^;)
保奈美編でも美琴を含めた他の娘が自ら脱落したので、女の修羅場は無かったと思います。



ちひろ:「先生、ワクチンは?」
恭子先生:「橘、あなたも未来に一緒に戻ってもらうわよ。」
ちひろ:「え?」
恭子先生:「フォステリアナの栽培の第一人者としてね。」
ちひろ:「それじゃ?」
結先生:「成功です。」
ちひろ:「ありがとうございます。」
ワクチンが出来上がったことで嬉しそうにするちひろちゃん。
これで未来が救える。
確かに嬉しい事だけど、未来に戻るということは茉理と別れる事なので複雑な心境になります。


同一人物である直樹と祐介が元の1人になったのが保奈美編。
それぞれ別々に生きていくことにしたのが美琴編なんです。
直樹と祐介が合体するかしないかが最大の分岐!!
どちらのルートに進むかの決定的な分かれ道になります。
目覚めた弟の祐介の事よりも大好きな直樹を心配する美琴。
直樹が目覚めた時の美琴の嬉しそうな姿は心にジーンと来たものです。
美琴:「直樹のバカ、バカ、バカッ!」
美琴:「心配したんだよ、いっぱい、いっぱい、心配したんだからあ!!」
美琴:「良かった。無事で良かったよ・・・直樹。」
美琴にこんなにも愛されて・・・なんて幸せな奴なんだ!!
直樹が羨ましく思えてなりません。



●第十二’話 「オペレーション・サンクチュアリ
未来に帰る日が近づいて元気が無い美琴を励ます直樹。
直樹:「よーし、それじゃ、思いっきり蓮美祭を楽しもうぜ!」
直樹:「美琴が忘れたくても忘れられないくらいにさ。」
美琴:「うん。」
どうしようもないことをいつまでも悔いたってしょうがない。
今出来ることを精一杯やって思い出を作ること。
それが直樹が美琴にしてあげられる最大限の事なんじゃないかと思います。


親しかった人達との別れ。
直樹達の時代に想いを残して未来に戻るのは美琴だけではなく、ちひろもそうなんです。
ちひろ:「茉理・・・あのね・・・」
茉理:「何?」


茉理:「そんな・・・嘘でしょ?」
あまりのショックに持っていたココアをこぼしてしまう茉理


ちひろ:「ごめんね、ごめんね・・・茉理。」
茉理:「ちひろぉ・・・」
涙ながらに抱き合う2人。
うわーん・゜゜・(>_<)・゜゜・。
こんなのって悲しすぎます。



ちひろが去っていくことを止めることは出来ない。
それならせめて、ちひろが守ってきたものを引き継いでいくことを決心した茉理
茉理:「温室はどうするの?」
ちひろ:「茉理・・・誰か先生に頼もうかなって。」
茉理:「鍵、私が預かっておいてあげる。」
ちひろ:「そんな、迷惑かけちゃうよ。」
茉理「そんなことないっ!」
茉理「だって、ここはちひろの思い出がいっぱい詰まった大切な場所だもん!」
茉理:「他の人になんて・・・任せておけない。」
ちひろ:「ありがとう。」
茉理:「行ってらっしゃい、ちひろ。」
ちひろ:「行ってきます、茉理。」
ちひろ茉理は絶対百合!!(≧∇≦)
2人の間に入ることは出来っこありません。
固く結ばれた友情の絆はたとえ時空を超えようとも永遠です。



俺はいつまでも待ってるから。
美琴と約束し、彼女が去った後もいつか戻ってくることを信じて待ち続ける直樹。
その機会は遠くない未来にやってきます。
直樹がベンチに休んでいると、突然頭上から女の子が落下(^^;)
直樹:「おかえり、美琴。」
美琴:「た、ただいま。」
感動の再会!!
理由も無しに時空転移出来ないはずの美琴が再び戻ってきたのは、直樹の時代との連絡係を任されたそうです。
まぁ、任せたのが結先生や恭子先生だとすれば、美琴の気持ちをかなえる為に直樹の時代に行く
口実を作ったんじゃないかと思います。
それに祐介の病気が治ったらしいので、祐介が義姉の想いをかなえようと一押しした可能性もありそうです。


何はともあれ、困難を乗り越えて再び出会うことが出来た直樹と美琴。
そして感動の瞬間が今。
抱き合う2人、キスキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
保奈美のキスシーンの比ではありません。
保奈美編では報われなかった美琴が美琴編で幸せになれて本当に嬉しいです。
直樹×美琴最高!!(≧∇≦)
2人の愛は不滅であると信じてます。
結婚式シーンが無かったのは残念ですが、それに負けないぐらいの愛を見せてくれたことが満足度として大きいです。