今週のバジリスク 〜甲賀忍法帖〜 ★★★★★




まーた性懲りもなくこの人はっ!!
もちろん薬師寺天膳のこと。何事も無かったかのように生き返った天膳は
陽炎を手中にせんと「伊賀責め」なる拷問で調教を始めます。←「サムライガン」の拷問シーン並にエロい!!
全くこの人は学習能力がないというか、懲りるという言葉を知らないというか・・・
陽炎を犯して吐息の餌食になった人とは思えません。
不死の能力が無かったらエロい事しか考えてないうっかり屋さんです(^^;)
しかもそれだけに留まらないのが天膳。
陽炎を焦らして発情させる為に再び朧を手篭めにしようとします。
朧とセックルする事で陽炎に見せつけ、彼女を発情させる。その後、朧の「破幻の瞳」の能力を使って毒無効化。
エロの事になるとよく頭が働くのも天膳クオリティというやつなんでしょうか(^^;)


朧が犯されるーっ!!
このままヤリチンに犯されてしまうのかというところで救世主登場。
やはり天膳を倒す事が出来る救世主は主人公の甲賀弦之介のようです。


遂に両雄激突!甲賀弦之介VS薬師寺天膳!!
甲賀と伊賀のラストバトルとしては申し分のない戦い。「サムライチャンプルー」にも引けを取らない殺陣シーンに目が離せません。
勝負の行方は五分と五分。いや、殺る気満々の天膳に対し、両目が塞がれて瞳術が使えない弦之介が押されてます。



天膳:「まこと地獄と申すものがあるならば、死してこの世に生まれ落ち二百と有余年。」
天膳:「解脱も救済も欲する事叶わぬままにこの天膳が棲もうとおる狭間の世こそ、まさに地獄なりっ!!」
天膳かっけえええっ!!
闇夜の演出といい、気合の入れっぷりといい、なんだか凄まじいです。
結局天膳は自分の運命というものを呪っているのでしょうか?不老不死は一見良さそうに思えるかもしれませんが、
「孤独を味わなければならない苦痛」と「致命傷を食らっても死ねない苦痛」があるので必ずしも良いものとは言えません。
それに本人は望んで不死の肉体を手に入れたわけではなく、生まれた時から人外の者になっていたようで・・・
自らの不幸に耐え切れず、この世を破壊する為に天正の謀(はかりごと)や此度の忍法殺戮合戦を仕組んだと考えられます。


弦之介:「天膳・・・両家を丸ごと謀(たばか)ったか。」
天膳:「たばかったのではない。憎むべき相手を忘れぬよう、謀(はから)ったのじゃ!」
物は言いようとはまさにこの事です(^^;)
甲賀と伊賀・・・手を取り合う事も出来たはずの者達が殺し合い死んでいった悲劇と無念。
甲賀の濡れ衣・・・天膳によって事実を歪められてしまった屈辱。
一連の黒幕である天膳に対し、弦之介の怒りは頂点に達していると言っても過言ではありません。
圧倒的不利な状況から弦之介はどうやって勝機を見出すのでしょうか?
勝敗の鍵となるのは朧。
如何なる術をも破る「破幻の瞳」は弦之介の「瞳術」や天膳の「不死の肉体」さえも凌駕するはず。
彼女の「破幻の瞳」が再び開く時、両者の雌雄が決する時だと思います。
次回予告を見ると今度こそ本当に天膳が死ぬような・・・
弦之介と朧が手を組んで天膳を倒すのか注目です。