今週のひぐらしのなく頃に ★★★☆☆




沙都子おおおおおっ!俺がにーにーになってあげるから!!
だから壊れないで!叔父の虐待なんかに負けないで!!
沙都子ちゃんの変貌は悲劇へのカウントダウン。
小生意気だけど憎めない、愛らしく健気な沙都子ちゃんが目を虚ろにしたり、あざを作ってたり、
嘔吐したり、震えたりするなんて信じられません。
ある意味レナや魅音(詩音)の変貌よりもインパクトがあります。沙都子ちゃんが発作を起こしたのはろくでなしの親兄弟が原因
性的虐待までされてるだろうなぁ。となると沙都子ちゃんは非処女・・・)ではあるけれど、
元凶は悟史だよなやっぱ!!お前何失踪してんだよ!!
綿流し編魅音(詩音)が連続殺人を行なったのも元を正せば悟史を陥れた者達への復讐劇、鬼隠し編の圭一も悟史の話を聞いてから
疑心暗鬼に陥って壊れていったと考えれば、全ての発端に悟史の存在が浮かび上がってくるんです。
けれど結局のところ本当の事は分からずじまい。真実を知っているのは原作者だけではないでしょうか?
悟史が居れば悲劇は起きないかもしれないと思うとなんだかいたたまれない気持ちになります。もちろん今回の祟殺し編でも。


「沙都子は俺の仲間だから。そして俺は沙都子のにーにーだから。」
失踪した悟史に代わり、沙都子のにーにーとして彼女を救ってやりたいと思っているのは圭一も同じ。
この世の中は不条理に満ちている。沙都子みたいな何の罪も無い娘が損をするんだ。
ああいう人間が不幸になるそんな世の中でいいのか?いや良い筈が無い。
叔父の虐待を通報したところで国は何もしない。俺達は無力。ならば・・・
圭一がキラになるのも時間の問題。虐待され傷ついていく沙都子を救いたいと願う圭一が今後どのような行動に出るのか楽しみです。



大石さん感じ違うな。富竹また死に来たか?黒幕は鷹野!!
嫌らしい感じはあったものの、鬼隠し編綿流し編では圭一に対して好意的だった大石さん。
その大石さんが有無を言わさず実力行使に出るなんて・・・
圭一を問い詰めていた方が大石さんの本性なんでしょうか?まぁどちらにせよ胡散臭さがプンプン臭っている事に変わりありません。
富竹&鷹野さんの登場は三度目ともなるとさすがに慣れて、あぁこの人達また殺されに来たのか、
今年死ぬのはお前だよお前!他人事のように言ってる場合じゃないぞとつっこみたくなります。
ただ富竹はギャグキャラなので彼が死んでもつっこんだり苦笑するだけですが、鷹野は違う。綿流し編で祭具殿に入った事といい、
園崎家主導のオヤシロ様システムを圭一に吹き込んだ事といい、雛見沢の怪奇現象を楽しんでいると言いましょうか。
建前は調査研究でも実際はシステムを自分の都合が良いように利用している感じがするんです。
鷹野が直接手を下してないとしても、雛見沢の悲劇って毎回鷹野の行動が関係してるような・・・
綿流し編では死体の偽装をしてたくらいだし、雛見沢の住人達から見て鷹野は疫病神で黒幕のような存在だと思います。
元凶が悟史で黒幕は鷹野。この2人は問題児ですよホント。


沙都子の為を思って魅音に今年のターゲット変更を迫る圭一、通報する知恵先生。
知恵先生の事あまりよく知らないけど、今までの印象から言うと子供達の面倒をよく見る良い人です。
但し正義感がただの偽善にしかならない事もあるので注意。圭一は相変わらずアレで考えが甘いですが、そこが圭一の魅力でもあります。
オヤシロ様システム・・・園崎家主導で村ぐるみの殺人事件を起こすならターゲットは沙都子の叔父にしろと自分を殺人者呼ばわりする
圭一に魅音がいい気しないのは当然ですが、そこで一方的に非難出来ないのが魅音の優しさであり、圭一の良さでもあり・・・
要は圭一達みんなは仲間想いだという事です。まぁレナだったらぶち切れそうですが(^^;)


沙都子ちゃんが壊れ出した事でまた悲劇の歯車が回り始めたひぐらしアニメ。
圭一と沙都子ちゃんはもちろん、他シナリオで死んだ人達がまた死ぬのか、これから起きる悲劇は見逃せません。