今週のひぐらしのなく頃に　★☆☆☆☆

あぁ・・・悪くない・・・。こんな子に、・・・パパって呼ばれたい。いや、お父さん、お父ちゃま・・・ダディ・・・
雛見沢に来た当初は青二才で何も知らなかった男が梨花ちゃんと出会い、梨花ちゃんの変貌に恐怖しながらも
彼女の心に秘められた悲しみを知り、村の実態を探っていく物語、暇潰し編。
これまでのエピソードとはちょっと違った切り口（圭一が来るよりも前、昭和５３年の話）で、
圭一やレナ、沙都子達が出てこないのが残念ですが、この短編でも作品全体に与える影響はかなり大きい。
‘ひぐらしの中で唯一ＣＯＯＬな男’赤坂の成長ぶり、‘何十年何百年昭和５０年代を彷徨う少女’梨花ちゃんの素顔、
‘実は仲間想いな敏腕刑事’大石の挑戦などが見逃せないポイントです。
ただたった２話（アニメ暇潰し編は２話）でどこまで見せてくれるのかという点においてかなり不安。
相変わらずテンポが早い（重要な台詞やキャラ描写がカットされてる？）せいで、梨花ちゃんが
豹変したって圭一や詩音のそれと区別するのは今の段階では非常に厳しくなってます。
圭一、詩音、沙都子、そしてレナ・・・疑心暗鬼に取り憑かれて豹変する雛見沢症候群と梨花ちゃんの豹変は意味が違う。
梨花ちゃんの豹変は病気でも何でもなく、キツい言葉をずばずば言ってる方が彼女の本当の姿。
昭和５８年６月までの昭和５０年代を彷徨い続け、その記憶を受け継いでいる真・梨花ちゃんと言うべきところでしょうか。
「みーみー」とか「にぱ〜〜」とか片言の幼児言葉のようなものを反復して使い、感情を素直に
口に出している梨花ちゃんも演技してるわけじゃないんだけど、昭和５０年代を何度もループしてれば彼女の心も成長していくわけで。

公由のじいさん出てきても公由夏美ちゃんが出てこないんじゃなぁ・・・
暇潰し編で真・梨花ちゃんの伏線やったって、皆殺し編やらなかったら意味ないしなぁ・・・
今回良かったところって赤坂衛の妻、赤坂雪絵が見れたのと御三家会議で園崎お魎達が見れた事くらいかもしれません。
ひぐらしもうだめぽ。だけど次回は期待してます。なぜなら・・・
「私は幸せに生きたい。大好きな友人達に囲まれて楽しく日々を過ごしたい。」
「望みはそれだけなの。それ以上の何も望んでいないの。死にたくないっ！！」
大好きな友人達と幸せに生きていきたいと願う少女とその想いを受け取る男の誓いが見れるはずだから。
梨花ちゃんを救える英雄は彼女自身が救いを求めた赤坂と圭一だけ・・・
俺は赤坂と梨花ちゃんが好きだあああああああああっ！！
自分でも何言ってるのか分からなくなってきたな・・・
何か自分の知らない事まで口走ってるし・・・オヤシロ様・・・に取り憑かれてしまったのか？