先週のコードギアス 反逆のルルーシュ ★★★★★

(C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS



これがコードギアスの本質、真髄というやつか!!
シャーリー編のクライマックスはまさにドラマチックな展開。
「王の力はお前を孤独にする。」、「本当に失いたくない者は遠ざけておくものだ。」というC.C.の言葉を実践した話であり、
ギアスの力を初めて相手のため・・・シャーリーのために使った別れの結末は涙無しでは見られないほどクオリティが高いです。



生徒会メンバーの中でムードーメーカー的な明るい娘だったシャーリー。
面倒見が良く困った友達は放っておけないタイプで、ナナリーの面倒もずっと見てた。時にはスザクとフラグを立てたり、急接近してくる
カレンに嫉妬したり、戦いとは無縁な至って普通の恋する乙女だったのに、ナリタの一件が発端で第12話途中から彼女の運命の歯車は
大きく狂っていきます。父親を失った悲しみから逃れたかった、ルルの事を最後まで信じたかった、ただそれだけの願いに反して・・・。
ゼロ=ルルの正体を知ってしまったのが運の尽き。決定打となったのはヴィレッタに見られ、ルルを守る為に彼女を撃ったこと。
カレンとは違い、普通の娘だったシャーリーはルルを守るためとはいえ銃を撃ってしまった・・・人を殺した罪悪感で押し潰され、
その弱みを第2のギアス能力者マオにつけ込まれたら(人殺しだと暗示をかけられたら)言いなりになるしかありません。
マオ最低だマオ。戦略的には悪くないし、夜神月ならやりかねない策略だけど、それでも心情としちゃ許せないものがある。
マオの空気の読めなさはこの前のスザクどころではないです。というかマオの行動目的がC.C.奪取だしな。
一命を取り止めたものの、銃で撃たれた影響で瀕死状態なヴィレッタは今後どうなるのでしょうか。
ゼロ=ルルと知ってしまった以上、扇と接するのはルルにとっては非常にまずいし、コーネリアにバレたら一貫の終わりですが・・・
キューエルのようにあっけなく散るのか、それともオレンジのようにしぶとく永らえるのか注目してます。



ルルーシュ:「忘れるんだ。嫌な事は全部忘れてしまえばいい。」
シャーリー:「出来ないよ・・・。」
ルルーシュ:「出来る!!俺が全部忘れさせてやるっ!!」
シャーリー:「まさか・・・」
ルルーシュ:「シャーリー、お父さんの事はすまなかった。もし生まれ変わる事が出来たら君に・・・」
シャーリー:「ルル・・・駄目えぇぇーっ!!」
まさに神展開キタコレ!!
確かに「俺に関わる事は全力で忘れろ」という予想通りの結末になったけど、感動し満足出来たのはその過程・・・
自己中能力ギアスをシャーリー救うために使ったのが、今までのギアス行使の中でも一番良かった。恐らくルルが思いやりを込めて
相手にギアスを使うのはこれが最初で最後ではないでしょうか。挿入歌が見事にフィットしてたのも良かったところです。
ルルとシャーリーの最後(?)のやり取りはホント神懸かっていたな。全力で感動しちゃったよ。
ルルの事を全部忘れさせなくてもと思った部分はあるけれど、シャーリーがナナリーに次ぐ大切な存在だったとルルが気付いたからこそ、
「本当に失いたくない者は遠ざけておくものだ。」を実践したわけで。シャーリー退場は悲しい事ですが、
1クール最大の山場にしては申し分ない。スクライドの君島あぼーん並に衝撃的な展開で印象に残ります。ガチで泣ける!!
シャーリー:「朝は来ますよ。」・・・シャーリーの朝は本当に来るのかな?ルルに関する記憶を消去されたシャーリーは今後どうなるのか。
やはり本国に帰るしかないでしょうか。父親の死のショックで一部記憶喪失になったという展開に出来ない事もないけど、
生徒会に残ればルルと出会うので「本当に失いたくない者は(ry」が実践された事にはなりません。
そこら辺は何が何でもシャーリーを本国に帰す展開になるんじゃないかと予想してます。うーん・・・
シャーリー記憶消去はやむえなかったし、全力で感動してるけど最後の「ルル・・・駄目えぇぇーっ!!」が頭から離れないんだよな。
罪悪感に押し潰されようともシャーリーはやっぱりルルの事を愛し続けたかったんだろうし。
ルルーシュの事を唯一ルルと呼べる身近な存在だったしね。だからこそいつかシャーリーの記憶が蘇る日が来る事を
期待せずにはいられません。シャーリー×ルルーシュを応援する私としてはここで引き下がれないんです。
見せてほしいじゃないか。愛の力はギアスをも超えると!!