今日の魔法遣いに大切なこと 夏のソラ(最終話) ★☆☆☆☆

(C)山田典枝/下北沢魔法事務所




今は亡き父親が残した「ソラの花嫁姿が見たい」という依頼に、魔法士として最初で最後の魔法を使い、叶えたソラちゃんはそのまま
帰らぬ人に。SEE YOUって何だよ!心を込めてかけた魔法?伝わってこねーよ!ソラ=花澤香菜、豪太=例のリアル彼氏とかネタに
出来るようなスイーツすらねぇ。視聴後の脱力感が半端じゃないです。夏のソラの救いの無さに絶望した!なあ?人の命はこんなにも
あっけないものなのか?夏が終わる=ソラの命が尽きる=蝉のような儚い命と意味かけてたりする?死ぬ運命は逃れられないとして
それでも救いのある結末を作るのは可能だろ?豪太は何1人で自己満足してんの!!他の連中と違って、5年でようやくソラちゃんの
死と向き合い、会いに美瑛の地へ行く事が出来た豪太は立派だと思う。世界中を回って見てきた海を魔法で再現してたのも悪くない。
だけど自己満足は駄目だべさ。せめて最後、あの木の下で魔法に込めた想いの力でソラちゃんと再会しろよ!!一時でも再会叶えば
まだ救いがあったというのに。これじゃ救われん。結局ソラちゃんはあっさり死んだままじゃないか。主人公の死が空気ってどういう事?
悲しむ描写すらない。あまりにも無力で残念な結末。相変わらず背景ばかり映す演出も嫌。敢えて良かった点を挙げるのなら5年後の
山吹ひよりや浅葱ほのみの元気な姿を見れた事ぐらいです。ソラちゃんに会おうとしないのはやりきれないが。ソラちゃんの家に行けば
否応なく「彼女の死」を受け容れる事になる。今のままなら生きているソラちゃんを心に留める事が出来るというのは分かるし、それだけ
みんなの心に大切なものを残していったというのも理解出来る。でもソラちゃんの最後の魔法と同じ要領で一時の再会なら出来たべさ。
なぜやらない?こんな事なら・・・精霊会議を要求する!!