今日のD.C.S.S. ★★★★★

(C)CIRCUS/ダ・カーポSS製作委員会




音夢とさくらは苦境を乗り越えた真の百合!!(≧∇≦)
音夢VSさくらの修羅場にならないのは陰謀だとか、音夢ちゃんが偽善者ぶってるとか、勝利者の余裕とか・・・
前回の感想でそういう事を書いてるサイトを幾つか見かけましたが、私から言わせてもらえば
「ちゃんと前作見ていたのか」、「音夢の事をネガティブに見て馬鹿にしてないか」という感じ。
人の事を言える立場では無いですが、もう少し音夢の事を分かってほしいなぁと思うところです。


そこで持ち出してきたのは音夢とさくらの絆がよく分かるシーン。
キャプ画像の上段が前作ダ・カーポ音夢がずっとさくらを妬んでいたのを暴露した場面であり、
さくらもまた自分の想いをぶつけた場面)で、下段が今作D.C.S.S.の第18話(再会)のシーンになります。
純一という1人の男を好きになって子供の頃から争ってきた音夢とさくら。
最大のライバルは最大の友というのはまさに2人のような関係を言うのでしょう。
DBZの悟空とベジータ、その他諸々の作品が示す通り、宿敵だったからこそ誰よりもその相手の事を理解出来るんです。



前置きはこのくらいにして第19話本編の感想に移ります。
注目のOPは結局変わらないまま。
ガンソードほど頻繁に変更しなくてもいいからせめて音夢とさくらの追加を・・・と思っていただけに非常に残念でなりません。
ことりを晒し者にする気かよ!!
本編では背景化しているというのに、OPではまるでメインヒロインのように扱われていることりが哀れです。


以前の音夢だったら闇のオーラを発したかもしれない。
純一をボコボコにしたかもしれない。←前作のダ・カーポでは実際やっていたしなぁ(^^;)
でも今は違う。純一とさくらが一緒に寝ていても音夢が全く怒らなかったのは、
他の誰よりも2人の事を信用しているという表れに違いありません。
そして長かった純一争奪戦は決着の時を迎えます。


美春はダ・カーポで一番のムードメーカー!?
純一がお腹を鳴らしたかと思ったら実は美春の仕業だった模様。
とんだ不意打ちを喰らったと言いましょうか。美春には場を和ます能力が備わっていそうです。
それはそうと純一、どさくさに紛れてサボリはいかんよサボリは。
せっかく「かったりぃ」が治ったというのに再発したら元も子も無いから。



かーみーちゅーっ♪
ちょっと休憩するのにそんなポーズ取らないって(^^;)
さくらが「かーみーちゅーっ♪」と唱えて魔法使うようなポーズしていたのは狙ってやったとしか・・・
アイシアが勘違いするのも無理ないと思います。


アイキャッチの片方はアイシアとさくらを対比させたもの。
これは今後の物語の行方を示しているのでしょうか?なかなか意味深なカットです。


さくらから魔法を教わろうとアイシアが行動し始めるのも、さくらがそのアイシアにどう反応するかも大方の予想通りの展開。
漫画版「D.C.S.G.」でも似たようなシーンがあったし、やはり「D.C.S.S.」は魔法をテーマとして
魔法による幸福と絶望を身を持って体験したさくらがどのようにそれをアイシアに伝えていくかが焦点となるのでは無いでしょうか?
さくら帰還以前の話は前作後日談とアイシアというキャラの印象付けとゲームファンサービス。
いわばこれから起こる第二の修羅場(第一の修羅場は前作の音夢VSさくら)の準備段階だったんじゃないかと思います。
ところで一つ疑問があるのですが、さくらが直接魔法を使ったという描写は今まで一度でもあったでしょうか?
さくら=枯れない桜の木(桜の木の魔力)という印象が強いので、アイシアのように
桜の木とは関係なく魔法を自在に使えるのかどうかは謎です。
さくらが実際に魔法を使うシーンを見てみたい。
でも前作の悲劇を繰り返してはならないというのがある以上、それを望むわけにもいきません。



さくら:「君には魔法を教えない。」
アイシア:「え・・・。」

(そう告げられても勘違いするアイシア
アイシア:「大丈夫です!落ち込んでいる場合じゃないですよね。」←開き直りが早いな
アイシア:「私にはさくらさんしか居ないんですから。教えてもらうまで何度でもお願いしなきゃ!」←一歩間違えればストーカーだよ
アイシア:「私、絶対うんって言わせてみせます。」←おいおい(^^;)
アイシア「よーし、頑張るぞー!!」

(全く分かってないアイシアにダメ押しするさくら)
さくら:「やっぱり分かってないんだね。」
アイシア:「え?」
さくら:「ボクが君にどうして魔法を教えないって言ったと思う?」
さくら:「魔法が下手だからじゃない。気づいてないからだよ。」←だったら気づかせてあげればいいじゃん。
さくら:「魔法が危険だという事を。」←危険なら尚更教えないと!
アイシア:「え?」
アイシア:「そんなのおかしいです。私のおばあちゃんは魔法でみんなを幸せにしていました。」
アイシア:「どんなに困っている人でも魔法の力で幸せにしてあげていました。」
アイシア「魔法は危険じゃないっ!!」←何を根拠に言い切れる?
アイシア「魔法は人を幸せにするものですっ!!」←思い込みが激しいな
さくら:「君がそう思っている限り、君には魔法を教えない。絶対に。」


第二の修羅場の開幕キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
さくらVSアイシア最高!!
音夢ちゃんのパーフェクト超人ぶりを見るのも悪くはないけど、それだけじゃ張り合いがない。
デス種が盛り上がったのはキラVSシンがあったからだし、前作ダ・カーポが盛り上がったのは音夢VSさくらがあったからです。
純一を巡る戦いから今度は魔法を巡る戦い。
さくらが初音島に戻ってきたのもアイシアの暴走を止めるためという運命に思えてなりません。


気持ちは分からんでもないけど、さくらはちょっとアイシアに冷たい気がする。
いくらアイシアがさくらだけ「さん付け」したり、さくらの家に押しかけるお調子者だからって
魔法の本質を全く理解していないアイシアを何の説明も無しに突き放すのはかえって逆効果では無いだろうか。
これからアイシアがとんでもない事をしでかすんじゃないかという期待と不安にかられます。



2年前に起きた悲劇。
それはさくらの想い(純一の事が好きだという気持ち)が音夢を不幸に追い込もうとした事です。
純一と結ばれた音夢に待っていたのは桜の花びらを吐き出す症状を始め、記憶喪失や衰弱など死へのカウントダウン。
自分の想いが音夢ちゃんを、そして純一や周りのみんなを不幸にすると気づいたさくらは
壊れそうな心に苦しみながらも桜の木を枯らす事を遂行。
見事に目的を果たしますが、その代償として桜の木の恩恵が受けられなくなります。
ことりの人の心を読める能力だったり、美春ロボだったり、頼子さんだったり・・・
影響を受けた者も数知れず。等価交換の法則というわけではないけど、
誰かを幸せにするという事は他の誰かが不幸になる可能性があるという事です。
魔法は何でも叶える奇跡の能力を思いこんでいるアイシアにはやはり初音島で何が起きたのか話すべきだと思います。



魔法の危険性。
魔法で幸せになってもその分誰かが不幸になることだってある。
アニメ版「D.C.S.S.」はようやく漫画版「D.C.S.G.」とリンクしたという感じでしょうか。
ここまで来るのは本当に長かった。2人の魔法使いが行き着く先とは・・・今こそ本領発揮する時です。