一騎当千 Great Guardians(最終話) ★★★★☆

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有難う左慈たん。君のおかげで第3期は救われた。
良作アニメとなった。少なくとも俺はそう思ってる!!
他に思ってる人は皆無に等しいかもしれないけど、俺は満足してるよ。左慈元放に萌え愛しむ事が出来ただけで価値あると思うから。


世界中に独りしかいない。自分に嘘をついて生きられない。愛を知らない悲しい左慈たんを救えるのか!?物語はいよいよ最終局面。
龍の力を取り込んでラスボス化した左慈たんはまるで自慰するのは気持ちいいと言わんばかりのハイテンションぶりで伯符や仲謀に
襲い掛かってきます。こんなに明るくてノリノリな左慈たん見た事無いだけにワクワクするね!そのリミッター外しがまやかしだとしても。
まぁ単に自分の好きな娘がラスボス化して襲い掛かってくるシチュエーションというのが昔から好きだったからと言えなくもないですが。



左慈
「私が幻術師の宿命を背負って生まれた為に、どんな苦しみを味わったか。貴方達のような闘士には分かるはずない。」
「自分の強さを誇りたいだけの為に、闘い合ってるなんて。だったら最後の1人になるまで潰し合うように私が手伝ってあげるわ。」
孫権
「貴女の心は辛かった思い出から抜け出せずにいる。だから憎しみという心の操り人間になってしまっても気がつかないのですわ。」


左慈たんの凍った心を想いの力で溶かした仲謀の愛。
孫権×左慈EDで嬉しいよ。百合こそ愛の真理だね!!
バンバンバーニングな白熱バトルも無いまま、龍の力が制御不能になって服がバーン状態で終了の左慈たん、「邪魔すんな!!」と
伯符が龍をぶん殴っただけで事態収拾したのもアレですが、細かい事気にしちゃ負け。期待通りの結末が見れればそれで満足です。
最終決戦時、伯符は基本的にサポートに徹していたので実質戦って左慈たんを救ったのは仲謀。バトル能力が無くて足手まといかと
思いきや、誰よりも相手の心を理解しようと努め、持ち前の優しさと想いの力で孤独な女の子を救ってあげる仲謀は彼女らしくて良い。
武力が全てじゃない!!こういう戦い方もあるって事さ。左慈たんに必要だったのは百合友(ともだち)であり、仲謀と伯符は初めての
百合友になります。「私は、左慈元放。」と名乗る左慈たんに、「ようやく君から名前が聞けたね。」と嬉しそうに言葉を返した伯符。
名前をお互い呼び合う所から第1歩が始まるのは百合友の大原則です。これ以降、「左慈たん」は「さっちゃん」へと生まれ変わります。



これからは百合姉の仲謀と2人仲良くね!さっちゃん。
さっちゃん可愛いよさっちゃん。左慈元放は俺の嫁!!
制服を着て顔を赤らめるさっちゃんがまた可愛い。本作はホント、さっちゃん&百合の為にあったアニメだとつくづく感じ入る次第です。
仲謀や伯符に受け容れられたさっちゃんは、これまでの戦いで迷惑をかけた成都のみんなに謝罪、関羽達に許してもらい、友達として
受け容れてもらえます。続いて呂布の墓前で手を合わせ、無理矢理蘇らせて迷惑かけた事を謝罪するさっちゃん。さっちゃんの想いに
答えるがごとく呂布が「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、その言葉の温かさに涙を浮かべるさっちゃんのシーンはすっごく良くて感動
せずにいられません。まさに終わり良ければ全て良しってやつです。どこにも行き場が無いさっちゃんを仲謀は引き取る事にした様子。
張昭の言いつけを守り、仲謀がさっちゃんを連れて実家に帰る所で物語は終わります。お別れは伯符と仲謀の百合姉妹の強い絆に
ほっこりする展開。「さようなら」ではなく「行ってきます」と言って伯符と別れる仲謀もまた良かった。伯符らメインキャラの活躍はあまり
無かった本作だけど、左慈元放と孫権仲謀というオリキャラを十分よく描き切れてたのでは無いでしょうか。次回作があるのかどうかも
分からないし、オリキャラの2人が出てこれる保証なんて無いですが、2人とも好きな娘なので第4期をやるなら是非出してほしいです。