先週のSoul Link ★★★☆☆

(C)Omegavision,Inc./Soul Link Media Project 2006



秀平から始まって、ななみで決着・・・
結局ななみん一家の完全勝利で終わったね!!
見限るほど酷いアニメだったわけじゃない。
亜弥×ゲイルの決死行はアニメオリジナルならではの新鮮さや見ごたえがあって面白かったと思います。
問題は本編の内容が破綻している点。物語を淡々と進めたり、陵辱要素を完全カットした影響でなんかこう緊迫感が伝わってきません。
それに亜希ちゃん萌えの私としては彼女の扱いが兄想いのツンデレキャラというだけで
涼太との絡みがほとんどなく、背景キャラに近い形で終わったのが激しく不満です。
勝ち組:
秀平・・・物語前半大活躍。テロリストに立ち向かう勇敢な男。誰よりも頼れる存在。
七央・・・物語中盤〜後半。母性愛が感じられる。
ななみ・・・物語終盤の主役。セラリアを倒したハイブリッド少女。
ゲイル・・・亜弥を守り通した漢の中の漢。
亜弥・・・ある意味このアニメのヒロイン。陵辱担当だったゲーム版よりも輝いていたかもしれない。彼女の天然ぶりも天下一品。
森本さん・・・なんだかんだいって(沙佳ちゃんの)いい父親だった思う。若本様万歳!!
負け組:
その他・・・ゲーム版見せ場の半分以上がスルーされてちゃお話にならない。
ちなみに地上波版とAT-X版の最終話は本編の内容自体は変わっていません。
EDはゲーム版のトゥルーエンドをアレンジした感じでしょうか。それと今後発売されていくDVD版では特典として
ちょっとHなシーンが見られるんだとか。どこまでHなのかは分からないけど、涼太×亜希、亜弥×ゲイルのセックルは見てみたいです。





相澤涼太ってこのアニメの主人公だよね?合ってるよね?
だけど最後まで見せ場無しのヘタレだったよ。痛い。
涼太の良かったところって沙佳ちゃんを心配してた事くらいかな?
その沙佳ちゃんにはあまり相手されなかったのが泣ける(^^;)



見せ場が無かったわけじゃないけどヒロインらしい活躍もせずに終わった沙佳ちゃん。
森本さんが沙佳ちゃんの父親と判明するも、その時は既に遅く・・・
父娘感動の再会が見れなかったのはちと残念。いやずっと前から森本さんは気付いてましたが、
2人の関係を知っていれば森本さんがいつも沙佳ちゃんを見ていた事が分かります。
沙佳ちゃんの親友である亜弥ちゃんに対して優しくしてた事も。中の人の演技力はもう言うまでもなく最高です。
沙佳ちゃんは父親を亡くし、亜弥ちゃんはゲイルさんを今回の事件で亡くしてしまった。
大切な人を亡くしてしまった2人はお互いを慰めあって悲しみを癒すしかありません。
よく考えれば沙佳ちゃん×亜弥ちゃんの関係もゲーム版以上に描かれているので評価出来ます。
沙佳ちゃんと亜弥ちゃんは支え合う友情の百合!!



まさに幸せ家族のハッピーエンド!最後に愛は勝つー!!
大切なみんなを守るため。お父さんとお母さんを救うため。たった1人で悪女セラリアに挑んだななみちゃん
ななみちゃんの活躍はもちろん、心配して追いかけてきた七央さん、捕われながらも理性を保ち続けた秀平・・・
お互いがお互いを思いやり、助け合い、直面する問題に立ち向かっていく姿に何度感心した事でしょうか。
この作品のテーマは「家族愛」と言っても過言ではありません。テロが起きてるのに緊迫感が伝わってこなかった点は
残念に思うばかりですが、スキュラと人間の間に出来たハイブリッド少女ななみちゃんを通して家族愛の温かさを教えてくれた、
どんな苦境に立たされても諦めない精神を見せてくれたのはこのアニメで良かったところです。
悪の根源セラリアがやけに弱くて拍子抜けしたけど、ななみちゃんの笑顔で何か全てが救われたような気がします。