今日のザ・サード 〜蒼い瞳の少女〜 ★★★☆☆

(C)2006ザ・サード製作委員会




ほのちゃんとミリィが真の百合カップルになる為に!!
涙という名のハードル越えて・・・そうこれは愛の試練!!
ミリィフラグが立ちまくりだった今回の話は待ち望んでいた展開でしたが、実際見てみると愛や繋がりについて考えさせられる内容。
真の百合カップルになるにも一筋縄でいくものではなく、心のわだかまりなどハードルを越えなくてはならないという印象を抱いた話です。
そうあってか今回は百合キターと喜ぶよりもほのちゃんとミリィのすれ違いが痛々しかった・・・
ほのちゃんとミリィの心境とすれ違いをまとめるとこんな感じでしょうか?
<火乃香>
・誰よりもミリィを大切に思うからこそ心配し、なるべく彼女を危険から遠ざけたいと考えている
・自分と同じ道をミリィに歩ませたくない。ミリィには普通の日常を送ってほしいと思ってる
これらがほのちゃんとミリィがずっと一緒に行動していられない主な理由。それに身を守る術とはいえ、
生物を危める銃をミリィが持つ事を良しとしない。その場面でほのちゃんが表情を曇らせたのはそんな理由からだと思います。
<ミリィ>
・誰よりもほのちゃんが大好きだから一緒に居たい。1日も早く自立して役に立ちたい
・賢いが故に今の自分が無力で役に立てないと気付いている。心配かけたくないと思っている
エスメルの元で暮らす事になったのもほのちゃんに迷惑かけたくないという気持ちの表れ
ミリィ:「ほのちゃんの邪魔になるんだったら、ついてこなきゃ良かった。」
ミリィ:「勝手に、勝手に心配しないで。1人で、私だって1人で頑張れるのに。1人で一生懸命やって、ほのちゃんみたいになりたいのに!」
ミリィ:「心配なんかしなくていいよ。ほのちゃんの邪魔になるんなら一緒に居なくたっていいっ!!」
ミリィ:「ほのちゃんなんか大嫌いだっ!!」
大嫌い・・・大嫌い・・・大嫌い・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガビーン
大嫌いなんて嘘つき・・・大好き素直になれない・・・だけだよね?分かってはいるんだけど、
ミリィちゃんの口からそんな事言われてると鬱になるよ。どっちが良い悪いかじゃなくて、なんて言ったら良いのかな?
ほのちゃんが不器用というか、ミリィを傷つけまいと配慮してる事がかえって傷つけちゃってるみたいな・・・
やはりこういう場面で必要になってくるのは相手に対してかけてあげられる言葉でしょうか?
差し障りの無い言葉で誤魔化すのではなく、自分の真の想いを伝えようとしなければ相手に伝わるはずもありません。



突如現れた砂漠の怪物にミリィが襲われるも、謎の狼とともにほのちゃんはミリィを見事救出。
最近面白味を感じなかったほのちゃんのバトルも今回は白熱したな・・・これも愛の力が成す業?いやそれよりムックル並の動きで
ミリィを救い出した謎の狼を褒め称えるべきでしょうか?どこぞの「肉じゃが希望」な狼にも見習ってほしいものです。


ミリィ:「ほのちゃん・・・ごめんなさい。嫌いって言ったの嘘なの。」
ミリィ:「ほのちゃんが、ほのちゃんが好きなのに邪魔になっちゃうよ。」
ミリィ:「私何も出来ないから、ほのちゃんの邪魔になっちゃうから・・・。」
ほのちゃんとミリィは極上の百合だけど何か切ないっ!!
幸福への痛み。どれだけ苦しめば幸せになれるんだ!!
大嫌い発言のフォローがすぐに来たのは嬉しいけど、ミリィが死んだ父親以上に大好きなほのちゃんの事を想っていて、
大好きな故にその障害に悩み苦しんでいるのが見ていてつらい。泣き続けて目の周りを赤くしちゃって・・・
どうすれば2人は幸せなカップルになれるのでしょうか?
ここでほのちゃんが「邪魔になんかなっていない」と言っても気を遣ってるだけと思われるのはほのちゃん自身の発言通り。
難しい。良い解決法が見当たりませんが、「邪魔になったって、迷惑かけたっていい。私の幸せはミリィと一緒に居る事なんだ」
というようなほのちゃんの正直な気持ちをミリィにぶつける事が今のほのちゃんに必要なのではないかと思います。
それと今回ミリィを励ましてくれた妖精にも注目。ミリィと妖精が出会った時、何がどう変わるのか必見です。