氷菓 #22(最終回)「遠回りする雛」 ★★★☆☆

(C)米澤穂信角川書店/神山高校古典部OB会     にほんブログ村アニメブログ トラコミュ氷菓




舞い散る桜の下、奉える最高潮氷菓最終回。2人の今後が
気になります!摩耶花ちゃんも幸せそうで胸熱だったな!!
えるちゃんの告白にちゃんと応え・・・奉太郎の妄想でしたw 最後のオチはともかく、奉太郎に寄せてる想いがあるからこそ自分の世界を
見せたえるちゃん、お雛様えるちゃんの衝撃で遂に恋を自覚し始めた奉太郎と対人描写や映像美が秀逸で物語の締めに相応しい内容。
この1年で灰色から桜色に変わった奉太郎の高校生活、今後の人生を思うと感慨深いです。摩耶花ちゃんのフォローもあって良かったさ。
摩耶花:「折木ありがとね。バレンタインの件。なかなか言う機会無かったから。」 奉太郎:「どうだ?その後。」
摩耶花:「まぁそれなりに。」 奉太郎:「カッとなってな、珍しくアイツにつっかかった。」 摩耶花:「うん、聞いた。」
奉太郎に笑顔でお礼してたのがとびっきり可愛い。前回の里志酷過ぎるけど、こうして幸せそうな摩耶花ちゃん見れただけで救われます。
俺は奉摩好きだけどな。千反田家の娘として振舞うえるちゃんは苦手。付き合うのが簡単そうに見えても同じ枷を背負う覚悟も必要です。


またもやえるちゃんからお願い事。これ絶対デートのお誘いだよね。生き雛祭りの傘持ち役をあっさり引き受ける奉太郎は省エネらしさが
無くなってます。ちなみにえるちゃんは説明下手というより、いつも具体的な内容も知らせず直球なのが問題だわw 4月1日。話の中では
1年経過したみたい。途中通った長久橋で工事始まってるのは今回の伏線。目的地に着くもおっさんばかり(中の人も豪華w)で奉太郎の
居心地悪さ半端無いです。よそ者の洗礼か。俺も嫌だな。ただでさえ親戚付き合い苦手だしね。工事の影響で生き雛祭りのルート変更を
余儀無くされるトラブル発生。そんな中えるちゃんに呼び出されますが、姫と従者みたいに上から目線なのは嫌な感じ。謁見の間かよ!!
他人行儀で態度デカいえるちゃんは見たくありません。千反田家の娘&神事の生き雛として、取るべき態度を取ってるのは分かるけどさ。



奉太郎がえるちゃんの伝言をおっさん達に伝えて事態は打開。ルート変更が認められ、行事が進みます。お雛様えるちゃんか。うーん・・・
君の圧倒的な性能に私は心を奪われた。この気持ちまさしく愛だ!!って言わんばかりに奉太郎はお雛様えるちゃんガチ惚れ状態です。
それは良いけど見辛いよ。奉太郎ビジョンボケ過ぎだろ!!
感激のあまりえるちゃんや周辺にピント合わせられない演出?確かに良くない(視界的な意味で。放心の奉太郎に里志と摩耶花ちゃんが
声をかけます。里志と摩耶花ちゃんはバレンタイン以来それなりによろしくやってるみたい。摩耶花ちゃんはもう非処女なのか気になるな。
行事が終わり普通の女の子えるちゃん復活。欲望の赴くままに長久橋の件を尋ね、いつものイチャラブ開始です。掌に書くって赤壁かい。
ルート変更するように仕向けた犯人は茶髪。諏訪部だしねw えるちゃんは理解出来ずも、奉太郎にとっては粋な計らいだったと言えます。
える:「ここが私の場所です。水と土しかありません。人もだんだん老い疲れてきています。私はここを最高に
    美しいとは思いません。可能性に満ちてるとも思っていません。でも折木さんに紹介したかったんです。」
奉太郎:「ところで、お前が諦めた経営的戦略眼についてだが、俺が治めるというのはどうだろう?」
最後はしんみり。古典部は文系と思いきや、えるちゃんは理系志望。千反田の娘として役割果たせる道を選ぶようです。遠回しな告白に
ちゃんとプロポーズで応えた奉太郎。かっこいいと思った?残念、言おうとして言えなかった妄想オチも奉太郎がもう少し積極的になれば
すぐ現実となるはず。えるちゃんが境遇を示す事で受け容れてもらえるか促し、奉太郎が覚悟を問われるようになったって感じでしょうか。
このモヤモヤはどこに・・・ゴールインまでアニメやってよ!!
モヤモヤはどこにぶつければ!!着実に距離が近くなってる奉太郎×えるちゃんもまだ時間が必要。スッキリしないのは奉太郎が後1歩
踏み出せないから、これからだから。一つの区切りであって最終回と思いたくない。第2期でも映画でもアニメでゴールインしてくれないと
俺が気になります。最近の萌えアニメとは一線を画す青春アニメ。特にずば抜けた物は無かったけど、奥深くて楽しめた部分が多いです。